Fire TVには電源ボタンといった起動や終了のためのボタンが存在しません。
コンセントにつなげた時点で起動し、原則としてスリープ状態が終了となりますが、電源が完全に切れないとなると消費電力が気になりますよね。
ということで、Fire TV Stick4Kの起動と終了の方法とあわせて、スリープ中の消費電力がどの程度なのかを調査しました。
目次
Fire TVの起動
起動は、コンセントにACアダプターを差し込んだ時点で行われます。
とくに起動を意識する必要はありません。
タブレット端末やスマートフォンも常に電源が入った状態で、使わないときは自動的にスリープに入りますよね。
その動作と同じイメージで考えていただければよいと思います。
Fire TVの終了
実際は、電源ボタンがありませんので「スリープ」という待機モードの状態にすることになります。
手動でスリープ状態にしたい場合は、リモコンの家マークのボタンを長押しします。
テレビ画面上に[スリープ]の選択が表示されますので、リモコンを操作して[スリープ]を選択し、決定ボタンを押しましょう。
以上でFire TVの終了が完了しました。
リモコンのボタンのどれでも良いのでなにかボタンを押せば、自動的にスリープから復帰し画面が表示されます。
なお、Fire TVは20分間リモコンの操作や動画の再生などが行われない場合、自動的にスリープ状態に移行します。
このため、スリープについてはそこまで神経質にならなくても大丈夫でしょう。
Fire TVの消費電力調査
Fire TVは消費電力が非公開のためどのぐらい電気代がかかるのか気になりますよね。
スペックだけ見れば、Fire TV Stickでクアッドコア 1.3GHzのCPU、Fire TV Stick 4Kでクアッドコア 1.7GHzのCPUを搭載しており各アプリもサクサクと動作していますので、かなりマシンパワーがあることがわかります。
ということでFire TVに対してワットモニターを使って動画再生時とスリープ時の消費電力を調査してみました。
機器としてはFire TV Stick 4K(2018年 第3世代)を使用しています。
動画再生時の消費電力
Prime Video再生時の消費電力について測定しました。
0.3Wから測定できるサンワサプライのワットモニターで測定したところ、動画再生中の消費電力は1.0Wでした。
1日当たりの電気料金は0.6円、1か月当たりの電気料金は18円とメチャメチャ省電力なことがわかります。
ワット数 | 1.0W |
---|---|
電気料金(1日当たり) | 0.60円 |
電気料金(1か月当たり) | 18.00円 |
スリープ時の消費電力
続けてスリープ状態での消費電力です。
スリープ中の消費電力は、0.5Wでした。
1日当たりの電気料金は0.55円、1か月当たりの電気料金は16.5円です。
動画再生中もスリープ中もあまり消費電力が変わらないのが意外ですがもともと、再生中でも驚異の1Wですのでほとんど、誤差範囲になってしまっています。
この結果を踏まえると、あまりスリープに神経質にこだわらなくても良いということが分かりますね。
Fire TVの起動と終了の方法と気になる消費電力調査のまとめ
Fire TVは、コンセントにACアダプターを差し込むと、自動的に起動され以後の利用していない時間帯はスリープ状態で待機となります。
実際の消費電力を見る限り仮に24時間、1か月もの間、動画を流しっぱなしとしても1月当たりの電気料金は16.5円という結果です。
このため、特に電源のON/OFFは気にしなくてもよさそうです。
Amazon Fire TV Stickは、ものすごく省電力に優れた製品ですね!!